【完全ガイド】後悔しない間取りの考え方|設計士が全部話します

間取りの考え方|【完全ガイド】後悔しない間取りの考え方|設計士が全部話します
間取りの考え方

こんにちは!今日は「後悔しない間取りの考え方、全部まとめました」って話です。

普段、インスタ(Instagramアカウントはこちら)で間取り相談を受けているのですが、みなさん最初は「何畳ですか?」「南向きですか?」と、数字や方角から入られることが本当に多いです。

気持ちはすごくよくわかります。SNSにもネットにも、正解っぽい情報があふれてますもんね。

でも、正直に言うと——その一般論、あなたの土地や暮らしには当てはまらないことが多いんです。

このページでは、僕が実際の相談でいつもお伝えしている本質を一本にまとめました。長くなるので、気になるところから読んでもらって大丈夫です。


全部に共通する、たった1つの原則

細かい話に入る前に、これだけ持って帰ってほしい原則があります。

「唯一無二のあなただけの敷地×あなたのライフスタイル・希望要望=後悔しない家づくり」

これだけです。広さも、窓も、収納も、動線も、全部これの応用なんですよ。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


1. 広さは「畳数」じゃなく「抜け」で感じる

友達の家で「ここ18畳だな」なんて思ったこと、ないですよね。人は畳数じゃなくて、視線が届く距離で広さを感じてるんです。

だからまず、その土地の「抜けてる方向」を探す。何畳にするかは、その後です。


2. 窓・採光は「数」より「どこに、どの高さで」

窓は増やせば明るくはなる。でも広くは感じないんです。大事なのは、どこに抜けるか。そして、どの高さに付けるか。

日当たりも「南向きだから正解」じゃなくて、その部屋を”何時に使うか”で考えます。


3. 収納は「量」より「適材適所」

収納は、とにかく広ければ安心というわけではありません。大事なのは「適材適所にあるかどうか」です。

どれだけ収納量がたっぷりあっても、それがリビング周りになければ、結局リビングで使う書類や小物、子どものモノがテーブルや床に散らばってしまいます。使うものが、使う場所のすぐそばにあること。これが散らからない家の鉄則です。


4. 動線・配置は「形」より「暮らしと土地」に合わせる

SNSを見ていると「回遊動線」のような便利そうな形がたくさん紹介されていますよね。でも、回遊動線そのものが正解なわけではありません。

大切なのは、ご家族が本当に使いやすい動線になっているか、そして一番最初にお話しした「その土地に合わせた動線」になっているかどうかです。流行りの回遊動線にこだわるあまり、通路ばかりが増えて移動距離が長くなってしまっては本末転倒。ソファに座って何が見えるか、毎日の動きが無駄なく流れるかを基準に決めていきます。


5. 玄関・外構・駐車は「間取りとセット」

玄関の広さは、単体じゃなくLDKとのバランスで。駐車場は「入る」だけじゃなく「使える」寸法で。外構は、あと回しにせず間取りと一緒に考える。

外まわりは、切り離すとかみ合わないんです。


6. キッチン・水回りは「立つ人」目線で

キッチンは、立つ人が全部見渡せるか。水回りは、洗って・干して・しまうが近いか。毎日いる人の目線で決めると、家事がラクになります。


7. 費用・進め方は「壊れないもの」と「優先順位」

お金は、あとでメンテが要る設備より、壊れない断熱に。そして、間取りは”間を取る”作業なので、優先順位が決まってると迷いません。


最後に

全部を完璧にする間取りって、実はないんです。だからこそ、その土地とその暮らしに合わせて「間を取る」。それが設計士の仕事だと思ってます。

読んでみて「うちの場合はどうなの?」が出てきたら、それが一番いいスタート地点です。土地の写真だけでも、一度見せてください。

建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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