駐車場の寸法、意外と足りてないんです。「入る」と「使える」は違います

外構の考え方|駐車場の寸法、意外と足りてないんです。「入る」と「使える」は違います
外観・素材・外構

こんにちは!建築士の竹本です。

「駐車場って、車が入れば大丈夫ですよね?」って思われがちです。

結論から言うと、「入る」と「使える」は違います。ドアを開けて乗り降りして、荷物を出せるところまで見て寸法を決めてください。

図面上、車のサイズはちゃんと収まってる。なのに住み始めると「狭い」ってなる。これ、けっこうあるんです。


5mだと「入る」けど「荷物が出せない」

奥行き5mだと、車は入っても、後ろを開けて荷物を出す余裕がありません。

具体的な話をしますね。

奥行き5m。これ、車自体はちゃんと入るんです。数字上はOK。

でも、ハッチバックの後ろを開けて、荷物を出す余裕がないんですよ。買い物袋を抱えて、狭いところで出し入れする。毎日のことなので、地味に効いてきます。

「車が収まるか」だけじゃなくて、「ドアを開けて、乗り降りして、荷物を出せるか」まで見ておく。ここが分かれ目です。

「入る」 「使える」
見ているもの 車のサイズが収まるか ドアを開けて乗り降りし、荷物を出せるか
奥行き5mだと 入る 後ろを開けて荷物を出す余裕がない

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


停める場所は、”玄関の位置”で決まる

人は楽なほうに停めます。駐車場の位置は、玄関の位置とセットで考えます。

もうひとつ、大事な話。

人って、楽な方に停めるんですよ。2台分あっても、結局は玄関から近い側にしか停めなくなる。

だから、駐車場の位置は、玄関の位置とセットで考えるんです。荷物と子どもを運ぶ距離が短くなるように、大きい車ほど玄関の近くに。

「台数が停まるか」より、「毎日どこに停めるか」で考えると、失敗しないですよ。


台数は「今」じゃなく「10年後」で

台数は「今」ではなく「10年後」で考えます。

お子さんが車を持つのって、十数年先ですよね。

なので、最初から4台ぶんをフルで舗装しなくてもいい。ゆとりのある3台分にしておいて、残り1台ぶんは、将来必要になったら仕上げる、って進め方もあります。

(あと、図面では広く見えても、ポストや自転車で有効幅が消えることがあります。駐輪の位置も最初に決めておくと安心ですよ!)

庭やアプローチの取り方は、こちらの記事で書いています。


まとめ

  • 「入る」と「使える」は違う(ドア・荷室の余裕まで見る)
  • 停める場所は玄関の位置で決まる(大きい車ほど玄関近くに)
  • 台数は10年後で考える(ゆとりの3台+将来1台)
  • ポスト・自転車で有効幅が消えないように

駐車場を考えるときに、

「毎日、どこに停めて、どう玄関まで歩くかな?」

ということを考えてみてください。

台数だけでなく、荷物を出して玄関まで運ぶところまで、イメージしてみてください。

難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!


建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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