吹き抜けは何畳から? 幅2マスないと”吹き抜けにならない”んです

こんにちは!建築士の竹本です。
「吹き抜けって、何畳あればできますか?」「3畳だと小さいですか?」って、よく聞かれます。
結論から言うと、吹き抜けは畳数より「幅」です。幅2マス(約1.8m)が下限になります。
これより細いと、見上げたときに「穴が空いてる」ようにしか見えないんです。空間が縦につながった感じにならない。面積は使ってるのに、効果だけ出ない。これが一番もったいないパターンなんですよ。
逆に、幅が2マスとれていれば、3畳ほどでもちゃんと吹き抜けらしくなります。
実は、階段も”プチ吹き抜け”なんです
階段と吹き抜けを重ねると、面積あたりの開放感がいちばん高くなります。
見落とされがちなんですけど、階段って、上下がつながって光が落ちてくる。役割は吹き抜けと同じなんですよ。
だから、光が入る面が一つしかない土地では、そこに階段を置いて、上をガラスにする。それだけで、1階まで光が落ちてきます。
しかも、階段と吹き抜けを”重ねる”と、面積あたりの開放感の効率が一番よくなる。別々に取ると、それぞれ面積が要りますからね。リビング階段の考え方はこちらの記事で書いています。
「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。
「延べ床」と「施工面積」は違います
吹き抜けは「床がないから安い」わけではありません。見積もりは施工面積で出てきます。
| 延べ床面積 | 施工面積 | |
|---|---|---|
| どんな面積? | 実際に歩ける床の面積 | 実際に工事する面積 |
| 吹き抜けは? | 床がないので含まれない | 壁・天井を作るので含まれる |
吹き抜けにも、壁も天井も、足場も要りますから。
「延べ床30坪です」の見積もりが、30坪ぶんじゃないことがある。ここは最初に確認しておくと、あとで驚かずに済みます。
デメリットは、ほぼ”空調”だけ
吹き抜けのデメリットは、ほぼ空調に集約されます。
リビング階段も同じです。ただ、「吹き抜けは寒い」って話は、断熱性能が今より低かった時代の話が混ざってることが多いんですよ。
断熱がしっかりしていれば、吹き抜けの寒さは心配しすぎなくて大丈夫です。お金をかけるべきところの話はこちらの記事で書いています。
まとめ
- 吹き抜けは幅2マス(約1.8m)が下限
- 階段も”プチ吹き抜け”。重ねると効率がいい
- 延べ床と施工面積は違う(見積もりは施工面積)
- デメリットはほぼ空調だけ
吹き抜けがほしいなと思ったときに、
「吹き抜けで、どんな光や広がりがほしいかな?」
ということを考えてみてください。
それが決まったら、畳数より先に「幅」を見てください。2マスあれば、ちゃんと吹き抜けとして効きます。
難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!
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