お金をかけずに広く見せる方法。壁は「面を揃える」だけで変わります

広く見える家のつくり方|お金をかけずに広く見せる方法。壁は「面を揃える」だけで変わります
間取りの考え方

こんにちは!建築士の竹本です。

「お金をかけずに、部屋を広く見せる方法はありますか?」って、よく聞かれます。

結論から言うと、壁の「面を揃える」のが一番効きます。凹凸がなくなると視線が端まで滑っていくので、数字上は狭くなっても広く感じるんです。

不思議なんですけど、壁を出っ張らせて面を揃えると、その分だけ部屋の面積は減るんです。なのに、揃ってるほうが広く感じる。凹凸があると、目はそのたびに止まるんですよ。


端から端まで見通せるラインを、1本つくる

扉を開けたときに、端から端まで見通せるラインを1本つくります。

お家全体で効くのがこれ。

扉を開けたときに、端から端まで見通せるラインを1本つくる。

南北に長いお家なら、玄関から北の景色まで一直線に抜ける。それだけで、入った瞬間の印象が変わります。

全方向に抜けをつくる必要はないです。1本でいいんですよ。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


窓は「大きさ」より「上端の高さ」を揃える

窓は大きさより「上端の高さ」を揃えると、ラインが通ってきれいに見えます。

窓って、大きさより上端の高さが効くんです。

天井の高さが場所によって違っても、窓の上端と大きさを室内側で揃えれば、ラインが通ってきれいに見える。

平面図では別の方向を向いてる窓でも、実際に立つと同じ視界に入ることがあるんですよ。上から見てるだけだと、気づきにくいところです。

窓の高さの考え方は、こちらの記事で書いています。


玄関の上がり框、斜めにしないでほしいです

玄関の上がり框は、斜めではなく、まっすぐがおすすめです。

玄関の上がり框を斜めにするプラン、よく見ます。図面を上から見ると変化があって、いい感じに見えるんですよね。

でも僕は、おすすめしてないです。

斜めの框って、角のところに靴が置きにくいんですよ。それに、まっすぐのほうが土間を広く使える。

図面上の見栄えと、住んでからの使い勝手が逆になる。典型的な例だと思ってます。

斜めの上がり框 まっすぐの上がり框
図面での見え方 変化があって、いい感じに見える 普通
靴の置きやすさ 角に置きにくい 置きやすい
土間 使いにくくなる 広く使える

まとめ

  • 面を揃えると、面積は減っても広く感じる
  • 端から端まで抜けるラインを1本つくる
  • 窓は「上端の高さ」を揃える
  • 上がり框は斜めにしない(靴が置きにくい)

どれも大きな追加費用は出ません。予算が厳しいときほど、ここが効きますよ。

家に入った瞬間の印象を考えるときに、

「玄関を開けたとき、どこまで見通せたらうれしいかな?」

ということを考えてみてください。

1本でも抜けるラインがあれば、入った瞬間の印象が変わります。

難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!


建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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