同じ畳数なのに広い家・狭い家。分かれ目は「いい方向に窓、見たくない方向に収納」

広く見える家のつくり方|同じ畳数なのに広い家・狭い家。分かれ目は「いい方向に窓、見たくない方向に収納」
間取りの考え方

こんにちは!建築士の竹本です。

「同じ畳数なのに、広く感じる家と狭く感じる家があるのはなぜ?」って、よく聞かれます。

結論から言うと、分かれ目は「ソファに座ったとき、窓の外まで視線が抜けるか」です。土地のいい方向に窓、見たくない方向に収納や水回りを寄せると、同じ畳数でも広く感じます。

この前の相談でも、「視線の通り抜けがある家がいいんですけど、そうすると、キッチンの向きとか変えた方がいいんですか?」って聞かれました。これ、すごく大事なところで。狭く見える18畳と、広く見える18畳って、ほんとにあるんです。


分かれ目は「ソファに座ったとき、どこまで見えるか」

一日で一番長く座るソファから、窓の外まで視線が抜けるかで、ほぼ決まります。

一日で一番長く座るの、ソファですよね。

その座った位置から、窓の外まで視線が”ズバーン”と抜けてるか。それとも壁で止まってるか。

ここで、ほぼ決まります。

ソファとテレビの向きの決め方は、こちらの記事で書いています。

だから僕は、間取りを描く前に、まず土地の「抜けてる方向」を探すんですよ。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


土地のいい方向は”窓”、見たくない方向は水回りや収納などあまり窓がなくても良いスペース

方角ではなく「方向」で分けます。いい方向はLDK、見たくない方向は収納や水回りです。

とはいえ、窓を大きく取ると、その壁は収納に使えなくなります。「窓か、収納か」で悩むんですよね。

僕がよく言うのは、”方角ではなくて方向で分ける”ことです。

工場とか隣家が見える「あんまり見たくない方向」には、収納や水回りゾーンを固める。

抜けてる「いい方向」は、リラックスするLDKを固める。

大まかにそのような形でレイアウトをとって、後は肉付けをしていく。

土地の方向 置くもの
抜けている「いい方向」 リラックスするLDK・大きな窓
工場や隣家が見える「見たくない方向」 収納・水回り(窓が少なくていい場所)

やっぱり土地って、車と違って”土地は唯一無二”なんです

土地は一つとして同じものがないので、教科書どおりより、その土地のいいところを生かした間取りのほうが、住んでから腑に落ちます。

これ、相談でよく話すんですけど。

車って、みんな同じものが買える。でも土地は、一つとして同じものがない。

だから、教科書どおりに方角に合わせて部屋を当て込むより、その土地の”いいところ”を生かした間取りのほうが、住んでから腑に落ちるんです。

せっかく買った、唯一無二の土地ですからね。


まとめ

  • 広さは畳数より「視線がどこまで抜けるか」
  • 見るのは「ソファに座ったとき」
  • いい方向は窓、見たくない方向は収納に回す

間取りを考え始めるときに、

「うちの土地で、一番気持ちよく抜けているのはどっちかな?」

ということを考えてみてください。

一度土地に立って、ぐるっと見回してみてください。そこが、窓とLDKを向ける方向です。

難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!


建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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