玄関は何畳あれば足りる? ”LDKとのバランス”で決まるんです

こんにちは!建築士の竹本です。
「玄関って、何畳あれば足りますか?」って、よく聞かれます。
結論から言うと、玄関の広さは単体ではなく「LDKとのバランス」で決めます。家全体の大きさに対して、入った瞬間の印象が自然かどうかが大事です。
「玄関、何畳にします?」って、よく単体で聞かれるんですけど。実は、玄関だけ見ても正解は出ないんです。
大きいLDKに、小さい玄関は”ちぐはぐ”
大きいLDKに小さい玄関、小さい家に豪華な玄関。どちらもちぐはぐになります。
たとえば、20畳の広々したLDKのお家。そこに、入った玄関が狭くて窮屈だと、なんかちぐはぐなんですよ。
逆に、コンパクトなお家なのに玄関だけ豪華でも、他が窮屈になる。
だから僕は、玄関の広さは「LDKとの釣り合い」で決めます。家全体の大きさに対して、入った瞬間の印象が自然かどうか。ここを見るんです。
「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。
玄関収納の広さも「建物のバランス」と「置きたい物」で決める
玄関収納は、「リビングに持ち込みたくない物の量」に合わせて決めます。
玄関まわりで同じようによく聞かれるのが、「玄関の収納ってどれくらい取ればいいですか?」という悩み。
これも広さと同じで、基本的には建物全体の大きさとのバランスで決めています。ここも家全体とちぐはぐにならない大事なポイントです。
もう一つの基準は、「リビングの中に持ち込みたくない物がどれくらいあるか」。
外で使う道具やベビーカー、泥のついた遊び道具など、室内に持ち込みたくない物の量に合わせて玄関収納のサイズを調整していきます。
もし敷地に余裕があるなら、無理に建物の中に収納を抱え込まず、「外物置で対応する」というのも賢い選択肢です。コストを抑えつつ、建物内の収納バランスをきれいに整えられますよ。
使わないものを外に逃がす考え方は、こちらの記事で書いています。
狭くても”広く見せる”手はあります
面積を増やせないときも、天井の差や視線の抜けで、広く見せられます。
面積を増やせないときも、広く見せる手はあります。
- 玄関の天井をあえて落として、リビングで上げる(差で広く感じる)
- クロークの壁を天井まで届かせない(天井がつながって広く見える)
- 玄関からリビングまで、一直線に視線が抜けるようにする
どれも面積は変えずに、体感だけ変える方法です。
天井の高さの「差」で広く感じる話は、こちらの記事で書いています。
(ちなみに、一段上がった畳を玄関脇に置くと、靴を履くときに腰かけられて便利ですよ)
まとめ
- 玄関の広さは、単体じゃなく「LDKとのバランス」で決める
- 玄関収納も建物のバランスと「持ち込みたくない物の量」で調整する(外物置も有効)
- 天井のメリハリ・視線の抜けで、狭くても広く見せられる
玄関の広さを考えるときに、
「玄関に入った瞬間、どんな印象だとうれしいかな?」
ということを考えてみてください。
広さの数字より、入ったときにリビングまで視線が抜けるかどうか。それだけで、同じ広さでも広く感じます。
難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!
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