ニッチ、飾り棚だと思ってませんか? 本来は”出っ張りを消す”ためのものです

テクニックの考え方|ニッチ、飾り棚だと思ってませんか? 本来は"出っ張りを消す"ためのものです
外観・素材・外構

こんにちは!建築士の竹本です。

「ニッチって、何を飾ればいいですか?」って、よく聞かれます。

結論から言うと、ニッチの一番の使い方は、飾り棚ではなく「出っ張りを壁に納める」ことです。スイッチやインターホンをまとめて沈めると、壁がすっきりします。

ニッチ(壁のくぼみ)って、雑貨を飾るおしゃれ棚、ってイメージが強いですよね。でも、一番効くのは、別の使い方なんです。


スイッチ・インターホンを、壁の中に沈める

インターホンやスイッチ、給湯のリモコンは、ニッチにまとめて沈めると壁がすっきりします。

家の壁って、インターホンのモニター、スイッチ、給湯のリモコン…と、けっこう出っ張りがあるんです。

これ、そのまま付けると、壁からポコポコ飛び出して、生活感が出る。

ここでニッチの出番。壁を少しへこませて、その中にまとめて納める。すると、面がすっきりして、出っ張りが消える。これが、ニッチの本来の使い方なんですよ。

しかも、スイッチ類を1か所にまとめられるので、見た目も操作もきれいになります。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


飾り用のニッチは、”散らかして見える”ことも

飾るニッチは、1か所に絞ってください。あちこちに作ると、散らかって見えます。

もちろん、飾り用のニッチもアリです。ただ、注意が要って。

たとえば玄関。下駄箱の上に飾って、壁のニッチにも飾ると、視線があちこちに散って、逆にごちゃっと見えるんです。

飾る場所は、1か所に絞る。あちこちに作ると、片方が”散らかって見える原因”になっちゃう。


飾るだけなら、”台座”のほうが安いことも

ただ飾りたいだけなら、ニッチより台座(棚板)のほうが安いこともあります。

あと、コスト目線で1つ。

ニッチって、壁をへこませて作るので、それ自体に手間=費用がかかるんです。

「ただ物を飾りたいだけ」なら、壁に小さな台座(棚板)を付けるほうが、安いし、ホールも広く感じる。くぼませる必要があるか、飾るだけかで、使い分けるといいですよ。

ニッチ(壁のくぼみ) 台座(棚板)
向いている使い方 スイッチやインターホンを壁に沈める 物を飾るだけ
費用 壁をへこませる手間がかかる 安く済むことが多い

壁の「面を揃える」と広く見える話は、こちらの記事で書いています。


まとめ

  • ニッチの本来の役目は「出っ張りを壁に納める」こと
  • スイッチ・インターホンをまとめて沈めると、面がすっきり
  • 飾りニッチは1か所に絞る(散らかって見える)
  • 飾るだけなら、台座のほうが安いことも

ニッチがほしいなと思ったときに、

「そのニッチに、何を置きたいかな?」

ということを考えてみてください。

飾りたいだけなら台座でも十分です。スイッチやインターホンを沈める場所として使うと、壁がすっきりします。

難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!


建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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