外構は「間取りとセット」です。庭は”1か所にまとめる”と、ちゃんと使えます

外構の考え方|外構は「間取りとセット」です。庭は"1か所にまとめる"と、ちゃんと使えます
外観・素材・外構

こんにちは!建築士の竹本です。

「外構って、建物が決まってからでいいですよね?」って、よく聞かれます。

結論から言うと、外構は間取りとセットで考えてください。庭は細長く残すのではなく、真四角に”1か所にまとめる”と、ちゃんと使えます。

「まず建物、外構は予算が余ったら」。この順番、本当によく聞きます。でも、庭やアプローチって、間取りの窓の位置や玄関の向きと直接つながっているんです。切り離して考えると、あとからうまくかみ合いません。


よくある「細長い長方形の庭」は使えない

細長い長方形の庭は、面積はあっても使えません。

敷地の余り方で一番ありがちなのが、「細長い長方形の庭」になってしまうパターンです。

図面上はそれなりの広さ(面積)があるように見えても、いざ暮らしてみると、みなさんがやりたがるBBQやお子さんとのプール遊びが全然できない、という事態に陥ります。

これって、最近の新築で減っている「バルコニー」とまったく同じなんです。

なぜバルコニーを設けない家が増えたのかというと、結局「細長いバルコニーは使いづらいから」なんですね。今でも人気があってしっかり使われているのは、奥行きがある「四角いバルコニー」だけです。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


庭は「真四角」で、まるで1つの部屋のように取る

庭は、外のもう1つの部屋のように、真四角で取ります。

庭もバルコニーとまったく一緒です。

ただ敷地の空いたスペースを細長く残すのではなく、真四角で、まるで「外のもう1つの部屋」のような感覚で大きさを確保することが何より重要になります。

目安として、子どもとプール遊びをしたりBBQを楽しんだりするなら、真四角で4.5畳あれば十分使えます。理想を言えば7〜8畳。

同じ面積であっても、細長いと通路にしかならず使えません。「真四角にまとめること」が使える庭づくりの鉄則です。

細長い庭 真四角の庭
使い方 通路にしかならない BBQやプール遊びができる
広さの目安 — 4.5畳あれば十分、理想は7〜8畳

そうやって作った四角い庭に、リビングや畳コーナーなど複数の部屋を面させれば、どの部屋からも緑が見えて、広がりも使い勝手も劇的に良くなります。


建物は”1色”、色は庭の緑で足す

建物の色は1色に抑えて、色は庭の緑で足します。

見た目の話も少し。

外壁を2色、3色と使い分けたくなることも多いですが、3色は使いすぎでまとまりが崩れやすいです。

建物はシンプルに1色で抑えて、色は外構の植栽で足す。このほうが落ち着きが出て、街並みにも綺麗に馴染みます。

(アプローチも同様で、玄関へ向かう動線に合わせて緑を配置すると奥行きが出ます。アプローチの正面に物置や室外機が来ないよう、間取りの段階で逃がしておくのもポイントです)

駐車場の寸法の話は、こちらの記事で書いています。


まとめ

  • 外構は間取りとセット(あと回しにしない)
  • 細長い庭はバルコニーと同じで使えなくなる
  • 庭は通路ではなく「真四角の部屋」のように取る(4.5畳〜)
  • 建物は1色、色は庭の緑で足す

庭を考えるときに、

「庭で、どんなことをしたいかな?」

ということを考えてみてください。

BBQなのか、子どものプール遊びなのか、眺めるだけなのか。やりたいことが決まれば、庭の形も決まります。

難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!


建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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