玄関ってどこに置く? 南北に長い家は「南寄り」にして廊下を外に出す

玄関の考え方|玄関ってどこに置く? 南北に長い家は「南寄り」にして廊下を外に出す
間取りの考え方

こんにちは!建築士の竹本です。

「玄関って、どこに置けばいいですか?」って、よく聞かれます。

結論から言うと、南北に長い土地なら、玄関は「南寄り」がおすすめです。家の中の廊下が短くなって、そのぶん部屋が広く使えます。

玄関の位置って、意外と後回しにされがちなんですけど。ここで、家の中の廊下の長さが決まるんです。


玄関が”北端”だと、廊下が長くなる

玄関を北の端に置くと、リビングまで長い廊下ができてしまいます。

南北に長い家で、玄関を北の端に置くと、そこからリビング(南)まで、長い廊下ができちゃうんです。

この廊下、通るだけの帯なんですよね。畳数には入ってるのに、使えてない。廊下の減らし方はこちらの記事でも書いています。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、今の図面を、僕と一緒に見直しましょう。


玄関を南寄りにして、廊下を”外に出す”

玄関を南寄りにして、廊下を”外”に出します。

玄関を南寄りに持ってくると、家の中の廊下が短くなります。代わりに、アプローチ(外の通路)を長めに取る。

“路地風アプローチ”って言うんですけど、外の通路を歩いて玄関にたどり着く形。廊下を、家の中から外に出しちゃうイメージです。

玄関が北の端 玄関が南寄り
家の中の廊下 長くなる(通るだけの帯) 短くなる
外の通路 短い 長め(路地風アプローチ)
植栽や表情 つくりにくい つくれる

外の通路なら、植栽を置いたり、表情が作れる。家の中の”通るだけの廊下”より、ずっといいんですよ。

(どうしても廊下ができるなら、その側面を収納にすると、”使える場所”になります)


高低差は、アプローチで処理する

高低差がある土地も、アプローチで距離を伸ばせば「表情が作れる土地」になります。

敷地に高低差がある時も、アプローチで距離を伸ばして階段にすれば、駐車場をフラットに広く取れます。

「高低差があるから難しい土地」じゃなくて、アプローチで表情が作れる土地、とも言えるんですよ。


まとめ

  • 南北に長い家は、玄関を南寄りに(中の廊下が短くなる)
  • 廊下を”外”に出す=路地風アプローチ(外なら表情が作れる)
  • 廊下ができるなら、側面を収納に
  • 高低差はアプローチで処理

玄関の位置を考えるときに、

「玄関からリビングまで、どんなふうに歩きたいかな?」

ということを考えてみてください。

通るだけの距離が長くなりそうなら、玄関の位置を少し動かすだけで変わることがあります。

難しい場合は、ぜひ気軽に相談してください!


建築士・竹本耕平
竹本 耕平建築士

株式会社Stand By Life 代表。住友林業・積水ハウスでの設計担当を経て独立し、これまで17年・500棟以上の家づくりに携わる。新築設計のプロジェクトを手がけながら、Instagramでは全国の“間取り迷子”の方に向けて、間取りの考え方を発信中(フォロワー1万人以上)。

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